
2016年には歌手としては初めてノーベル文学賞を受賞したボブ・ディラン。彼はノーベル賞だけではなくグラミー賞やアカデミー賞をはじめ数々の賞を受賞し、ロックの殿堂入りも果たしています。
彼の名言には、「日々生まれ変わるのに忙しくない人は、日々死ぬのに忙しい。」、「私が自信を持って出来ることは、自分自身であること。たとえ自分という存在が、どんな人間であろうとも。」などがあります。彼の名言やエピソードを一緒に確認していきましょう!
ボブ・ディランってどんな人?
項目 | 内容 |
---|---|
本名 | ロバート・アレン・ジマーマン |
生年月日 | 1941年5月24日 |
出身地 | アメリカ合衆国ミネソタ州ダルース |
ジャンル | ロック、フォーク、ブルース、カントリーロック、フォークロック、ロックンロール、プロテストソング |
職業 | ミュージシャン、シンガーソングライター |
担当楽器 | ボーカル、ギター、鍵盤楽器、ハーモニカ |
活動期間 | 1959年 – 現在 |
受賞歴 | グラミー賞、アカデミー賞、大統領自由勲章、ピューリッツァー賞特別賞、ノーベル文学賞 |
名曲 | 「Blowin’ In the Wind」、「Like a Rolling Stone」、「Don’t Think Twice, It’s All Right」 |
ボブ・ディランは、1941年5月24日にアメリカ合衆国ミネソタ州ダルースでロバート・アレン・ジマーマンとして生まれました。彼は、後に自ら法律上の本名もボブ・ディランに改名しています。彼は、1962年のレコードデビュー以来半世紀以上にわたり多大なる影響を人々に与えてきました。彼は、グラミー賞やアカデミー賞をはじめ数々の賞を受賞し、ロックの殿堂入りも果たしています。また、2012年には大統領自由勲章を受章し、2008年にはピューリッツァー賞特別賞を、2016年には歌手としては初めてノーベル文学賞を受賞しています。彼は、「風に吹かれて」「時代は変る」「ミスター・タンブリン・マン」「ライク・ア・ローリング・ストーン」「見張塔からずっと」「天国への扉」他多数の楽曲により、現在でも、「ネヴァー・エンディング・ツアー」と呼ばれる年間100公演ほどのライブ活動を中心にして活躍しています。
「風に吹かれて」ノーベル賞受賞理由
ボブ・ディランは2016年にノーベル文学賞を受賞しました。彼が受賞した理由は、「アメリカの輝かしい楽曲の伝統の中で、新しい詩的表現を生み出してきたこと」です。特に彼の初期の楽曲が評価され、その中でも1963年の「風に吹かれて」は、アメリカ公民権運動やベトナム戦争におけるプロテストソングとして、当時のアメリカの若者たちを熱狂させ、世界各国で既存体制に反旗を翻す若者たちのシンボルソングとして歌われるようになりました。このような功績が評価され、ミュージシャンとしては初めてノーベル文学賞を受賞しました。
ボブディランの凄さ
ボブ・ディランの凄さは、彼が音楽と言葉でポップ・ミュージックの歴史を変えたことにあります。彼はこれまでに11度のグラミー賞を受賞し、その中には「最優秀男性ロック・ボーカル」に2度、「最優秀コンテンポラリー・フォーク・アルバム」に3度輝いています。さらに、彼の曲「風に吹かれて」や「ライク・ア・ローリング・ストーン」はシングルとしてグラミーの殿堂に選ばれています。彼の影響力は音楽界だけでなく、社会にも及んでいます。彼の曲「風に吹かれて」は、当時激化していたアフリカ系アメリカ人公民権運動の歌として、社会運動に参加する若者たちに受け入れられました。そのため、彼は「世代の代弁者」として尊敬されています。また、彼の詩の力も非常に評価されています。彼の曲「見張り塔からずっと」の歌詞には聖書のエピソードを踏まえた、重層的な物語が埋め込まれているとされています。このような詩的な表現力が評価され、2016年にはミュージシャンとして初めてノーベル文学賞を受賞しました。
ボブ・ディランの名言集(1)
名言1
日々生まれ変わるのに忙しくない人は、日々死ぬのに忙しい。
名言2
私が自信を持って出来ることは、自分自身であること。
たとえ自分という存在が、どんな人間であろうとも。
名言3
僕はよそ者だった。
ますます疎外感を感じた。
違うのに道づれにしようとするんだ。
名言4
僕にとって未来とは、既に過去のことなんだ。
名言5
時間を止めようと人はいろんなことをする。
しかし、そんなことはできない。
名言6
大学なんて老人ホームみたいなもんだ。
ただ、大学で死んでしまう人のほうが多いけどね。
名言7
ヒーローとは、自分の自由に伴う責任を理解している人のことだ。
名言8
僕にはヘンな癖があるけど、捨てなかった。
それがぼくの個性だから。
名言9
あのころ自分はずいぶん年をとっていた。
今はもっと若い。
名言10
すべての美しいものの陰には、何らかの痛みがある。
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