村上春樹の名言35選!「ノルウェイの森」や「1Q84」の作者の言葉

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村上春樹さんは、日本を代表する小説家であり、その作品は世界中で愛されています。彼の名言は、人生の様々な局面での悩みや迷い、喜びや感動を共有するものとして、多くの人々に読まれ続けています。「月の裏側に一人残されていたような恐怖を自分のことのように想像しながら、その状況の意味を何年も考え続けた。」、「忘れたいものは絶対に忘れられないんです。」など、彼の言葉は、私たちの日常生活において、時には軽やかに、時には深く、その背後にある人生の哲学や考えを伝えてくれます。

村上春樹ってどんな人?

項目内容
氏名村上春樹
生年月日1949年1月12日
国籍日本
出生地京都府京都市伏見区
職業小説家、翻訳家
主な作品『風の歌を聴け』、『羊をめぐる冒険』、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』、『ねじまき鳥クロニクル』、『海辺のカフカ』、『1Q84』など
村上春樹の略歴

村上春樹は1949年に京都府京都市伏見区で生まれ、兵庫県西宮市・芦屋市で育ちました。両親ともに高校の国語教師でその影響から幼い頃から本が好きで、特にジュール・ヴェルヌやデュマの小説、ホームズシリーズやルパンシリーズに夢中になりました。1964年に兵庫県立神戸高等学校に進学し、この頃から国語教師であったに『枕草子』や『平家物語』といった古典文学を暗唱させられ、その反動で海外文学に興味を移しました。最初に読んだ長編小説はショーロホフの『静かなドン』だったとされています。大学生時代は、新宿でレコード屋のアルバイトをしながら、歌舞伎町東映でほとんど毎週ヤクザ映画を観る日々を送りました。また、歌舞伎町のジャズ喫茶に入り浸る日々を送りました。1971年10月に高橋陽子さんと学生結婚し、1974年に国分寺駅南口にあるビルの地下でジャズ喫茶「ピーター・キャット」を開店しました。1979年、「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞しデビューしました。1987年発表の「ノルウェイの森」は2009年時点で上下巻1000万部を売るベストセラーとなり、これをきっかけに村上春樹ブームが起きました。村上さんの作品は50ヵ国語以上で翻訳されており、日本国外でも人気が高い作家です。2006年にフランツ・カフカ賞をアジア圏で初めて受賞し、以後日本の作家の中でノーベル文学賞の最有力候補と見なされています。

村上春樹の作風

村上春樹の作風は、独特であり、彼の作品はしばしば現実と非現実が交錯する世界を描きます。彼の作品は、日常生活の中に突如として現れる不可解な出来事や、現実とは異なる世界への突然の移行を特徴としています。これらの要素は、彼の作品が「マジックリアリズム」と呼ばれる理由の一つです。また、彼の作品は音楽、特にジャズやクラシックロックへの深い愛情を反映しています。彼の作品にはしばしば音楽の引用や参照が含まれており、その選曲は彼の物語の雰囲気やテーマを強調します。さらに、彼の作品は孤独や自己探求のテーマを探求しています。彼のキャラクターはしばしば自己のアイデンティティを探し、自己理解を深める旅をします。これらのテーマは、彼の作品が多くの読者に共感を呼び、深い感銘を与える理由の一つです。

村上春樹が人気の理由と独特な言い回し

村上春樹の人気は、彼の独特な作風と深い洞察力によるものです。彼の作品は現実と非現実が交錯する世界を描き、読者に新たな視点を提供します。また、彼の作品は音楽への深い愛情を反映しており、特にジャズやクラシックロックの引用や参照が含まれています。これらの要素は、彼の物語の雰囲気やテーマを強調し、読者に深い感銘を与えます。さらに、村上春樹の作品は孤独や自己探求のテーマを探求しています。彼のキャラクターはしばしば自己のアイデンティティを探し、自己理解を深める旅をします。これらのテーマは、彼の作品が多くの読者に共感を呼び、深い感銘を与える理由の一つです。彼の作品の中から独特な言い回しをいくつか紹介していきます

  1. 「耳を澄ませば求めているものの声が聞こえる。目をこらせば求められているものの姿が見える」(『ダンス・ダンス・ダンス』)
  2. 「強い人間なんてどこにも居やしない。強い振りのできる人間が居るだけさ」(『風の歌を聴け』)
  3. 「俺は俺の弱さが好きなんだよ。苦しさやつらさも好きだ。夏の光や風の匂いや蝉の声や、そんなものが好きなんだ。どうしようもなく好きなんだ」(『羊をめぐる冒険』)
  4. 「涙を流さずにタマネギを切るコツを知ってる?涙が出てくる前に素早く切り終えることだよ」(『やがて哀しき外国語』)
  5. 「頭が悪いんじゃなくて、普通なんだよ。僕にも僕自身のことでわからないことはいっぱいある。それが普通の人だもの」(『1Q84』)

最高傑作の一つ「ノルウェイの森」のあらすじ

「ノルウェイの森」は主人公「ワタナベ」が、自殺した友人「キズキ」の恋人だった「直子」と、大学で仲良くなった「みどり」の2人の女性との関わりを描いています。物語は、37歳のワタナベが飛行機の中で「ノルウェイの森」という曲を聴き、その曲が彼の青春時代を思い起こさせるところから始まります。彼は高校時代に親友のキズキを自殺で失い、その後、直子とともに大学に進学します。しかし、直子は精神的に不安定で、ある日突然姿を消してしまいます。その後、直子からの手紙で彼女が精神療養施設に入ったことを知るワタナベ。彼は直子を訪ね、そこでレイコという女性と出会います。しかし、直子は体調不良の後に自殺してしまいます。一方、ワタナベは大学で出会った生き生きとした少女、緑と交流を深めます。しかし、直子のことがまだ心に引っかかっているワタナベは、「少し待ってほしい」と緑に伝えます。直子の死後、ワタナベはしばらく旅に出て、その後、緑に電話をかけ、「ようやくけりがついた」と伝えます。しかし、緑は「あなたは今どこにいるの」と問いかけ、ワタナベは、「僕は今どこにいるのだ」とつぶやくのでした。この物語は、生と死、愛と喪失、そして人間の孤独という普遍的なテーマを扱っています。村上春樹の独特の筆致で描かれたこの物語は、多くの読者に深い感銘を与え、世界中で愛されています。他に何かお手伝いできることがありましたら、お気軽にお知らせください。よろしくお願いいたします。

村上春樹の名言集(1)

名言1

少しずつ向上する。
少しずつだけれど、それでも向上は向上だ。

名言2

僕は逃げられないし、逃げるべきではないのだ。
それが僕の得た結論だった。
たとえどこに行ったところで、それは必ず僕を追いかけてくるだろう。
どこまでも。

名言3

人生でいちばんきついのは、心ならずも誰かを傷つけてしまうことであって、自分が傷つくことではありません。

名言4

誰をも抜かないし、誰にも抜かれない。
しかしそれでも我々はそんな回転木馬の上で仮想の敵に向けて熾烈なデッド・ヒートをくりひろげているように見える。

名言5

慎重に考慮した結果、最終的に出席の判断をしました。
この判断の理由の一つは、実に多くの人が行かないようにと私にアドバイスをしたことです。

名言6

高く堅固な壁と卵があって、卵は壁にぶつかり割れる。
そんな時に私は常に卵の側に立つ。

名言7

私が小説を書く理由はひとつだけです。
個人的存在の尊厳をおもてに引き上げ、光をあてる事です。

名言8

過ちを進んで認める勇気さえあれば、だいたいの場合取りかえしはつく。

名言9

月の裏側に一人残されていたような恐怖を自分のことのように想像しながら、その状況の意味を何年も考え続けた。

名言10

多くの人は枠組みが必要で、それがなくなってしまうと耐えられない。
いろんな檻というか囲い込みがあって、そこに入ってしまうと下手すると抜けられなくなる。

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