マキャベリの名言94選!君主論やマキャベリズムからその政治的影響まで

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マキャヴェッリはルネサンス期の政治思想家で、「マキャヴェリズム」という政治思想を唱えました。彼の名言は、政治、権力、道徳、人間性など、さまざまなテーマをカバーしています。彼の名言には、「他社を強力にする原因を作るものは、自滅する。」、「人間というものは、自分自身の持ち物と名誉さえ奪われなければ、意外と不満なく生きてきたのである。」などがあります。

マキャベリの人生

項目内容
生年月日1469年
出生地イタリア、フィレンツェ
家族背景弁護士の父を持つ名家の一員
職歴フィレンツェ共和国政府の第二書記局長(29歳時)
政治思想マキャヴェリズム(国家の繁栄のためなら非道徳的、非人道的な手段も許されるという現実主義的な政治理論)
人間性明るく付き合いやすい性格、陽気で話好き
死去1527年、フィレンツェ共和国が倒れた後、失意の中で病死

ニッコロ・マキャヴェッリは、1469年にイタリアのフィレンツェで生まれました。彼はフィレンツェ共和国の要職を幾人か輩出した名家の一員で、父親は弁護士でした。彼の家庭は裕福ではなかったものの、彼は両親の愛情と教育を受けて育ちました。29歳の時、マキャヴェッリはフィレンツェ共和国政府の第二書記局長に選出されました。しかし、彼が43歳の時に共和政が倒れ、外交や軍事を担当する書記官の職を解かれてしまいました。マキャヴェッリはルネサンス期の政治思想家で、「マキャヴェリズム」という政治思想を唱えました。これは、「国家の繁栄のためであれば、非道徳的、非人道的な手段をとることも許される」という現実主義的な政治理論です。しかし、彼自身は非常に親しみやすく、身分を問わず付き合いのいい性格の持ち主だったと記録されています。彼は親友との手紙のやり取りから、その人間性が垣間見えます。その手紙から読み取れるマキャヴェッリの性格は、非常に明るく付き合いやすい人物で、陽気で話好きだったと言われています。しかし、1527年にフィレンツェ共和国が倒れたことにより、マキャヴェッリも政権を去ることになりました。その後、失意の中で病死しました。彼の思想は現代でも引き続き議論されており、その影響力は大きいです。彼が生み出した「マキャヴェリズム」は現代社会においても重要な政治理論として位置づけられています。

マキャベリの思想とその影響

マキャベリズムは一言で言うと、人間の根源的な欲望を理性で抑え込まずに剥き出しにした状態で、それぞれの欲望を実現することによって国家繁栄についながると言う考え方です。マキャベリの思想とそれが政治に与えた影響を詳しく見ていきましょう。

マキャベリズムと「君主論」

マキャヴェリズムは外交官だったマキャヴェリが生み出した思想です。彼は自らの思想を『君主論』『ディスコルシ(ティトゥス・リウィウスの最初の十巻についての論考)』などの著作で広め、その後の世界に大きな影響を与えました。マキャヴェリは、人間は誰もが自己利益の追求という原理に従って行動するのであるから、君主も道徳的・倫理的にではなく、合理的に行動していくべきという思想です。これだけ読むと「つまり、目的のためには手段を選ばないってことでしょ?」と思われるかもしれません。確かにそれも間違ってはいないのですが、マキャヴェリもっと広いことを論じています。マキャヴェリは『君主論』で、民衆だけでなく、君主や官僚もみな自己利益を追求するように行動する、という人間観を明らかにしています。愛されるより恐れられる方がはるかに安全である。そもそも人間は恩知らずで、むら気で、偽善者で、厚かましい。・・・人間は恐れている者より愛する者を容赦なく傷つけるものである。たんに恩義の絆で繋がれている愛情などは、自分の利害が絡めば、すぐにでも断ち切ってしまうからであると述べています。マキャヴェリは、自らが実際に生きた政治の世界から「実際は自己利益を追求しているじゃないか」と事実をありのまま見て、君主も名誉や権力などの自己利益のために行動する徹底的に合理的に手段を選ぶという生き方でなければ、権力者として生き抜いていくことはできないと考えたのです。

政治思想への影響

マキャベリズムは、ニッコロ・マキャヴェッリの政治思想で、目的を達成するためには手段を選ばないという考え方を示しています。この思想は、その後の政治思想におけるリアリズム(現実主義)の源となりました。マキャヴェッリは、君主が善良で敬虔、慈悲深い人間であることは称賛すべきであるとしつつも、人間の現実を見るならば、もしこの理想のままにふるまうならば、そうした君主はかならずや没落するだろうと論じました。マキャヴェッリの思想は、当時のイタリアの政治状況を反映しています。当時のイタリアは、激しい権力政治の舞台となっていました。マキャヴェッリ自身も、メディチ家による支配からの没落、共和制の再建やメディチ家の復権などといった荒波の中を生きていました。マキャヴェッリの思想は、共和主義思想を近代的なものへと変化させることで、その後の時代にも影響を与えました。彼は、最も繁栄するのは自由な国家であり、自由な国家は共和制である必要があると主張しました。さらに君主制、貴族制、民主制の混合政体である共和制が最高だと主張しました。

共和制とは

共和制

共和制とは、一般には国家元首に君主を持たない政体であり、より正確には主権が君主以外にある政体を指します。共和制では、国家の所有や統治上の最高部分が持つとされています。共和制とは、主権がどこに存在するかを区別する呼称であるため、形式的な君主が存在する場合もあり、また民主制ではない政体も含まれます。本来、人民主権の立場から民主主義と君主制は両立しないが、君主(あるいは一部の主権者)の選出を、主権がある国民の合議・選挙・代議(直接民主制や間接民主制)によって、あるいは国民憲法での制度(立憲君主制)によって行われることを以って共和政を標榜できるとする主張も存在しています。これらは単なる民主政がしばしば陥いる衆愚政治とならないよう行政権を分離することで回避を試みてきた制度開発の歴史的な背景がありますが、これは為政者によって様々に解釈され、共和政を標榜する政体であっても専制や寡頭政、独裁政治であるとして批判されることがあります。古代に共和制を取った共和政国家としては、アテナイなど一部の古代ギリシア都市や、インドのいくつかの国家があげられます。古代ローマは紀元前6世紀に王を追放して王政ローマから共和政ローマに移行し、執政官(元首)・貴族(元老院)・平民(民会)による統治(混合政体)が行われました。

マキャベリの名言集(1)

名言1

他社を強力にする原因を作るものは、自滅する。

名言2

人間というものは、自分自身の持ち物と名誉さえ奪われなければ、意外と不満なく生きてきたのである。

名言3

傭兵に守られている国というのは、敵国から攻撃を受けない間だけ命を永らえているに過ぎない。

名言4

議題が何であれ、進むべき方向と反対に議論は進み、本当に有益な意見を述べる者ではなく、うわべを取り繕った意見を述べる者が会議を支配する。

名言5

新秩序の導入は、旧制度下で上手くやってきた者すべてを敵にまわすことになる。

名言6

人間は誰でも自分のすることについて自負心を持っているものであり、それゆえにみずから欺かれやすいのだ。

名言7

敵の計略を見抜くことほど、指揮官にとって重要なことはない。

名言8

大衆の判断は、抽象的に説明されたときに間違う。

名言9

人間が行動する動機には、敬愛と恐怖の二つがある。
しかし敬愛を重視しすぎると部下に軽蔑され、行き過ぎた恐怖で支配すると部下の心に憎悪を生む。

名言10

決断力に欠ける人々がいかにまじめに協議しようとも、そこから出てくる結論は常に曖昧で、それ故、常に役立たないものである。
また、優柔不断さに劣らず、長時間の討議の末の遅すぎる結論も同じく有害であることに変わりない。

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