太宰治の名言集(3)
名言21
人間三百六十五日、何の心配も無い日が、一日、いや半日あったら、それは仕合せな人間です。
名言22
私はなんにも知りません。
しかし、伸びて行く方向に陽が当たるようです。
名言23
不良とは、優しさの事ではないかしら。
名言24
あなたはさっきから、乙姫の居所を前方にばかり求めていらっしゃる。
ここにあなたの重大なる誤謬が存在していたわけだ。
なぜ、あなたは頭上を見ないのです。
また、脚下を見ないのです。
名言25
大人とは、裏切られた青年の姿である。
名言26
人間のプライドの究極の立脚点は、あれにも、これにも死ぬほど苦しんだ事があります、と言い切れる自覚ではないか。
名言27
安楽なくらしをしているときは、絶望の詩を作り、ひしがれたくらしをしているときは生のよろこびを書きつづる。
名言28
怒る時に怒らなければ、人間の甲斐がありません。
名言29
恋愛は、チャンスではないと思う。
私はそれを意志だと思う。
名言30
人間は、しばしば希望にあざむかれるが、しかし、また、「絶望」という観念にも同様にあざむかれる事がある。
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