マキャベリの名言集(9)
名言81
敵に対する態度と味方に対する態度を、はっきり分けて示すことである。
名言82
権力を持った人々の間でも、最近与えた恩恵によって以前の怨念が消えるなどと思う人がいたならば、その人は取り返しのつかない誤りを犯すことになる。
名言83
君主は人を二種類に分けて考え、それに応じた接し方をすべきである。
それは手放すことが出来ない人物か、そうでない人物かである。
名言84
人間の意見なるものがいかに偽りに満ち、いかに誤った判断でゆがめられているかは、あきれ返るほどである。
名言85
自らの安全を自らの力によって守る意思を持たない場合、いかなる国家といえども、独立と平和を期待することはできない。
名言86
地位獲得の当初は敵に見えた者のほうが、もともと味方であったものよりも役に立つことが多い。
名言87
人生の砂時計から砂が落ちるほどに、そこを通してよりはっきりと見えるようになる。
名言88
愚者が最後にすることを、賢者は瞬時に行う。
名言89
人は大局の判断を迫られた場合は誤りを犯しやすいが、個々のこととなると意外と正確な判断をくだすものである。
名言90
ある君主の賢明さを評価するに際して一番の方法は、その人物がどのような人間を周りに置いているかを見ることである。
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