西郷隆盛の名言50選!「我が身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」や「梅の花は寒い冬を耐え忍ぶ事で春に一番麗しく咲く」など(Page 5)

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西郷隆盛の名言集(5)

名言41

人を相手にせず、天を相手にせよ。
天を相手にして、自分の誠を尽くし、人を咎めたりせず、自分の真心が不足していることを認識すべきなのだ。

名言42

学問を志す者は、広く学ぶという心がけが必要である。
しかし、ただそのことのみに偏ってしまうと、身を修めることがおろそかになっていくから、常に自分に克ち、身を修めることが大事である。
広く学び、同時に自分に克ち、男というものは、どんな人でも受け入れるくらいの度量が必要で、人から呑まれてしまってはいけない。
古語にも次のようにあろう。
物事を成そうとの意気込みを広く持つ者にとって、もっとも憂えるべきことは自分のことをのみはかり、けちで低俗な生活に安んじ、昔の人を手本として、自分からそうなろうと修業をしないことだ。
では、その古人を目標にするというのはどういうことですかと教えを請うと、徳をもって天下を治めた尭・舜(中国古代の伝説上の帝王)を理想とし、孔子を教師とすることだと答えられた。

名言43

人材を採用するとき、君子(徳行の備わった人)と小人(徳のない人)との区別を厳格にし過ぎると、かえって害を引き起こすものである。
というのは、世の中で十人のうち七、八人までは小人であるから、よくこのような小人の長所をとり入れ、これを下役に用い、その力を発揮させるのがよい。

名言44

人が踏み行うべき道は、この天地のおのずからなる道理であり、人はこれにのっとって実践すべきものであるから、何よりもまず、天を敬うことを目的とすべきである。
天は他人も自分も区別なく愛されるものであるから、自分を愛する心をもって他人をも愛することが肝要である。

名言45

今の人は、才能や知識があれば、事業というのは思いのままにできると思っているが、才能にまかせて行うことは、危なっかしくて見ておられない。
しっかりした内容があってこそ物事は立派に行われるものだ。
肥後の長岡先生(熊本藩家老の長岡監物)のような君子は、今は似ている人ですら見ることができなくなった、と嘆かれて次の古語を書いて与えられた。
天下は、誠にあらざれば動かず、才にあらざれば治まらず。
誠の至る者その動くや早し。
才のあまねき者その治むるや広し。
才と誠と合して、しかる後事なるべし。

名言46

過去の功績のご褒美として役職につけるのは、善くないことの第一である。
功績のある人には俸給をあたえて賞し、役職はそれにふさわしい人物にあたえよ。

名言47

常備する兵数についても、会計の制限の中で対処すべきで、虚勢を張ってむやみに兵隊を増やすことなど決してしてはいけない。
兵士の心を奮い立たせて、すぐれた軍隊をつくりあげれば、たとえ兵の数は少なくても、外国との折衝は堂々として、あなどりを受けるようなことはないであろう。

名言48

思い切ってやりなさい。
責任は私がとる。

名言49

徳に勤むる者は、これを求めずして、財自から生ず。

名言50

西郷先生に従って、犬を走らせて兎を追い、山谷をめぐり歩いて終日狩りをして過ごし、一軒の農家に宿を借り、風呂から上がって、爽快きわまりないといったご様子で、ゆったりと、君子の心はつねにこのようにさわやかなものであろうと思う、と言われた。

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