西郷隆盛の名言50選!「我が身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」や「梅の花は寒い冬を耐え忍ぶ事で春に一番麗しく咲く」など(Page 2)

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西郷隆盛の名言集(2)

名言11

大きなことでも、小さなことでも、道理にかなった正道を踏み、真心を尽くし、決して策略を用いてはならない。

名言12

自分の身を慎み、心を正して、君子の体を備えていても、事にあたって、正しく対処できない人は、木の人形と同じだ。
たとえば、突然数十人の来客があった場合、どんなにもてなしたいと思っても、前もって器具や調度の備えをしていなければ、ただおろおろと心配するだけで、もてなすことなどできはしない。
つねに備えをしておくなら、何人であろうとも、数に応じてもてなすことができよう。
だから、普段の準備が大事なのだといって次の古語を書いてくださった。
文は鉛と板のことをいうのではない。
必ず事を処する才がある。
武は剣と楯のことをいうのではない。
必ず敵をはかる智がある。
才智のあるところは一箇所のみなのだ。

名言13

普段から踏み行うべき道の実践を心がけていない人は、大事に直面すると狼狽し、正しく対処できないものだ。
たとえば、近所で火事が発生したとき、普段から心構えのできている者は動揺することなく、てきぱきとこれに対処することができる。
しかし、普段から心構えのできていない者は、ただ狼狽して、うまく処理することなどできない。
それと同じことで、普段から道の実践を心がけている人でなければ、大事に直面したとき、すぐれた対策はできない。
私は先年の戦い(戊辰戦争)の出陣の日、兵士に向かって自軍の備えが十分であるかどうか、ただ味方の目で見るのではなく、敵の心になって一つ突いて見よ、それこそ第一の備えであると指示したことがある。

名言14

昔から、主君と臣下が共に自分は完全だと思っているような世に、よい政治が行われたという例はない。
自分は完全な人間ではないと考えるからこそ、下々の言葉も聞き入れることができる。
自分が完全だと思っているとき、人からその非を指摘されるとすぐに怒るから、賢人や君子も、そのような人を助けようとはしないのである。

名言15

人間の知恵を開発するということは、愛国の心、忠孝の心を開くことなのだ。
国に尽くし、家のために勤めるという道が明らかであれば、すべての事業は前進するであろう。
耳で聞いたり、目で見たりする分野を開発しようとして、電信を架け、鉄道を敷き、蒸気機関車を造る。
こうして人の注目を集めても、どういうわけで電信、鉄道が必要なのかを考えもしないで、みだりに外国の盛大なことをうらやむ。
利害得失を議論することなく、家屋の作り方からオモチャに至るまで一々外国の真似をし、贅沢の風潮を助長する。
財産を浪費するならば、国力は衰え、人の心は浅はかで軽々しくなり、結局日本は破綻するよりほかないであろう。

名言16

漢学を勉強した者は、ますます漢書から道を学ぶのがよい。
人が踏み行うべき道は、この天地のおのずからなる道理であるから、東洋・西洋の区別はないのである。
もしも現在の万国対峙の形勢について知りたいと思うならば、漢書の「春秋左氏伝」を熟読し、さらに「孫子」で補えばよい。
当時の形勢も今の情勢とほとんど大差ないだろう。

名言17

人が踏み行うべき道を実践する者が、世間の人がこぞってそしっても決して不満をいわず、世間の人がこぞってほめても自分に満足しないのは、信念が厚いからである。
そのような人物になるには、唐の韓愈の書いた「伯夷頌」(忠義の士、伯夷・叔斉兄弟をほめ称えたもの)を熟読してしっかり身につけるべきである。

名言18

もうここらでよか

名言19

自分を愛する(甘やかす)ことは、最もよくないことである。
修業ができないのも、ことが成就できないのも、過ちを改めることができないのも、自分の功績を誇って驕り高ぶるのも、みな自分を愛することから生ずることであり、決して自分を甘やかす心を持ってはならない。

名言20

主君への忠義と親への孝行、他人にめぐみいつくしむという徳目の実践を促すことこそ、政治の基本である。
これは、未来永劫、世界のどこにおいても、不変かつ大事な道である。

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