ニーチェの名言集(10)
名言91
いい手本を示そうとする者は、自分の徳に微量の馬鹿げたところを添えなくてはならぬ。
すると人は見習って、同時にその模範を眼下に見下ろす。
– これが人々の好むところである。
名言92
人は常に前へだけは進めない。
引き潮あり、差し潮がある。
名言93
人生は常に頂上に近づくほど困難が増してくる。
寒さは厳しくなり責任は重くなる。
名言94
愛されたいという要求は、自惚れの最たるものである。
名言95
脱皮できない蛇は滅びる。
その意見を取り替えていくことを妨げられた精神たちも同様だ。
それは精神ではなくなる。
名言96
一日一日を始める最良の方法は、目覚めの際に、今日は少なくとも一人の人間に、一つの喜びを与えることができないだろうかと、考えることである。
名言97
真の男のなかにはひとりの子供が隠れている。
この子供が遊びたがるのだ。
名言98
過小評価するより過大評価する方が、判断力の欠如を完璧に暴露してしまう。
名言99
独創的
– 何か新しいものを初めて観察することではなく、古いもの、古くから知られていたもの、あるいは誰の目にもふれていたが見逃されていたものを、新しいもののように観察することが、真に独創的な頭脳の証拠である。
名言100
忘却はよりよき前進を生む。
コメント