【看護観】ナイチンゲールの名言29選と看護観の名言!「女性よ、自立しなさい。 自分の足で、立ちなさい。」など

ナイチンゲール名言ブログのアイキャッチ画像 ナイチンゲール
ナイチンゲール 肖像画

「白衣の天使」として知られる、フローレンス・ナイチンゲール。世界中の看護婦から目標とされるその姿は、当時としては最先端の科学的・数学的根拠を医療に導入し圧倒的に医療現場の改善を成し遂げたことによるものです。そんな彼女の名言には、「人生とは戦いであり、不正との格闘である。」、「恐れを抱いた心では、何と小さいことしかできないことでしょう。」、「女性よ、自立しなさい。 自分の足で、立ちなさい。」などがあります。

女性よ、自立しなさい。 自分の足で、立ちなさい。

ナイチンゲール 名言

ナイチンゲールってどんな人?

項目内容
生年月日1820年5月12日
死亡日1910年8月13日
死因ブルセラ病(諸説あり)
職業看護師、社会改革者、統計学者
主な功績看護学校の設立、看護教育の基礎の確立
ナイチンゲール 略歴

フローレンス・ナイチンゲールは、1820年に生まれ、看護師、社会改革者、統計学者として知られています。彼女は看護学校を設立し、クリミア戦争中に軍隊の病院で働き、その後病院の衛生改善に取り組みました。彼女は幼い頃から数学と科学に興味を持ち、家庭教師から教育を受けました。彼女は1844年に看護師になることを決意しましたが、当時の社会では看護師は低い地位にある職業とされており、彼女の家族は反対しました。彼女はその後も病院の衛生改善や医療政策の改革に取り組み、多くの著書を執筆しました。彼女は1910年に亡くなりました。そんな彼女の人生を象徴するような名言がこちらです。現代におけるゆるふわな生き方とそれに伴う意思の低さに喝を入れてくれる言葉ですね。私たちも自分自身に言い聞かせ、人生をうやむやにしないように努力をしていきたいですね。

人生を生きるには、修練が必要です。
「まずまずの目的、過ち多き行為、ぐらぐらしている意志」のうちに人生をうやむやに過ごしてはなりません。

https://kabushikihakushi.com/2023/08/23/naichin_quotes-page-3/

ナイチンゲールって何をした?

フローレンス・ナイチンゲールは、看護師としての専門教育の必要性を説き世界初の看護学校であるナイチンゲール看護学校を設立しました。彼女はまた、クリミア戦争に従軍し、兵舎病院の衛生状態を改善するために尽力しました。さらに、ナイチンゲールは現地で革新的な衛生管理と健康管理を徹底的に行い、その結果、兵士の死亡率を40%以上から2%へと大幅に改善しました。クリミア戦争時には「クリミアの天使」と呼ばれています。これらの業績により、彼女は「近代看護の母」とも称され、看護師としての専門教育の重要性を世界中に広めることに成功しました。

彼女のエピソードを細かくみていきましょう。

統計を駆使し生存率を大幅UP

フローレンス・ナイチンゲールは統計学者としても非常に重要な役割を果たしました前述の通り彼女はクリミア戦争での経験を通じて、衛生状態と兵士の死亡率に密接な関係があることを認識しました。そのため、彼女は統計データを収集し、分析することで、衛生状態の改善がどのように兵士の生存率に影響を与えるかを明らかにしました。ナイチンゲールはその結果を視覚的に理解しやすい形で提示するために、円グラフの一種である「鶏のとさかグラフ」を使用しました。このグラフは、死亡者数を月ごとに色分けして表示しその原因を視覚的に示すことができました。これにより衛生状態の改善が死亡率の低下にどれだけ寄与したかを明確に示すことができました。また、ナイチンゲールは統計学の知識を活用して、看護の実践と教育に大きな影響を与えました。彼女は看護学校を設立し、看護師の教育に統計学を取り入れることで、看護の質を向上させることに成功しました。これらの業績により、ナイチンゲールは「近代看護の母」とも称され、看護師としての専門教育の重要性を世界中に広めることに成功しました。

そんな彼女はクリミア戦争について、次の名言を残しています。この言葉から彼女は統計や看護の知識を駆使し、現場で負傷している兵士一人一人を必ず回復させてみせる。そんな強い意志が感じられますね。この言葉だけではなく、のちの彼女の功績からもその強い意志がうかがえます。

私は地獄を見た。
私は決してクリミアを忘れない。

https://kabushikihakushi.com/2023/08/23/naichin_quotes-page-3/

ナイチンゲール症候群とは?

ナイチンゲール症候群は、看護提供者(通常は看護師)が患者に対して、基本的なケア以上の関係がないにもかかわらず、恋愛・性的感情を抱いてしまう状況を指します。この感情は、通常患者が回復したり助けを必要としなくなった段階で徐々に失せていきます。この効果は、19世紀後半の看護先駆者フローレンス・ナイチンゲールに因んで名付けられました。しかし、「ナイチンゲール症候群」はしばしば誤用され、患者側が看護提供者の優しげな対応を愛着、好意と解釈して恋に落ちるという意味で使われることがあります。この場合の正しい用語は、フロイトがいうところの転移による転移性恋愛です。また、「ナイチンゲール症候群」はしばしばフローレンス・ナイチンゲール自身が患ったとされる慢性疲労症候群を指すこともあります。

ナイチンゲールの最後(死因)

彼女の死因は「老衰と心臓不全」や「ブルセラ病」などの説があります。彼女が奇妙な病気の原因については、伝記作家、歴史家、看護師、医師などが議論しています。その症状が有機的な基盤を持っていたとされる一方で、その症状が神経症の産物だと考えられている説もあります。彼女の遺体はロンドンのウェストミンスターに埋葬されました。彼女の業績を記念して、新しい看護師が取る誓約と、看護師が達成できる最高の国際的な区別であるフローレンス・ナイチンゲール・メダルが彼女の名前で命名され、毎年の国際看護師の日は彼女の誕生日に祝われています。彼女の作品は現在でも多くの人々に読まれ、影響を与えています。

看護観に関する名言3選!

看護感、または看護観とは、看護師が看護に対して持つ個々の考え方や価値観のことを指します。これは「どのような看護師になりたいか」、「どのような看護を提供したいか」など、自分自身の理想の看護師像を表現したものです。看護感は、看護師のこれまでの経験や考え方によって形成され、実習や現場での経験を通じて変化することもあります。それぞれの看護師が異なる経験と視点を持つため、看護感も一人ひとり異なります。看護感は、看護師が患者に対してどのようなケアを提供するか、どのように患者と関わるか、どのような職業倫理を持つかなど、看護師の行動と態度に大きな影響を与えます。そのため、看護師としての自己成長や専門性の向上、そして患者へのケアの質を高めるためには、自己の看護感を深く理解し、それを反省し続けることが重要とされています。

看護を行う私たちは、人間とは何か、人はいかに生きるかをいつも問いただし、研鑽を積んでいく必要がある。

ナイチンゲール 名言

最も上手に人をおさめるのは、自分の責任下にある人々を愚かに甘やかすのではなく、その人のためになること、その人にとって最高の利益になることを、親身になって考える人です。

ナイチンゲール 名言

子を失う親のような気持ちで、患者に接することのできない、そのような共感性のない人がいるとしたら、今すぐこの場から去りなさい。

ナイチンゲール 名言

ナイチンゲールの名言集(1)

名言1

人生とは戦いであり、不正との格闘である。

名言2

恐れを抱いた心では、何と小さいことしかできないことでしょう。

名言3

進歩のない組織で持ちこたえたものはない。

名言4

物事を始めるチャンスを、私は逃さない。
たとえマスタードの種のように小さな始まりでも、芽を出し、根を張ることがいくらでもある。

名言5

価値ある事業は、ささやかな、人知れぬ出発、地道な労苦、向上を目指す無言の、地道な苦闘といった風土のうちで、真に発展し、開花する。

名言6

愛というのは、その人の過ちや自分との意見の対立を許してあげられること。

名言7

最も上手に人をおさめるのは、自分の責任下にある人々を愚かに甘やかすのではなく、その人のためになること、その人にとって最高の利益になることを、親身になって考える人です。

名言8

人生は呑気な楽しい休日でも、気の利いたことが記されている書物でもありません。

名言9

私が成功したのは、決して弁解したり、弁解を受け入れなかったからです。

名言10

私はすべての病院がなくなることを願っています。

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