升田幸三の名言集(2)
名言11
せんじつめていえば、そのもっている欠点を長所にする。
これがプロの芸ということになるわけです。
名言12
歩は素晴らしいものだよ。
敵の陣地に行けば金になるけど相手に取られると歩に戻る。
こんな合理的ないいものはない。
これをうまく使えるやつが名人だ。
名言13
イチかバチかのやけっぱちみたいなことをやるのを、勝負師という人があるが、これは間違いです。
そういうのは勝負師とはいわない、賭博師という。
名言14
錯覚いけない、よく見るよろし。
名言15
踏まれても叩かれても、努力さえしつづけていれば、必ずいつかは実を結ぶ。
名言16
おれがにらめば、横には動けぬ銀でも横に動くのだ。
名言17
全局のことでも、また局部、局部のことでも、その一手の差を慎重に、そして最善をつくす人が、「勝ち」にゆくわけで、一手ぐらいなどといって、気楽にしとるやつが、結局は敗北につながる。
名言18
人生は将棋と同じで、読みの深い者が勝つ。
名言19
やっぱり狙いをつけた一心さ、ですね。
そういうときは、かりに失敗しても、非常にいい経験というか、つぎの知恵になります。
名言20
棋士は無くてもいい商売だ。
だからプロはファンにとって面白い将棋を指す義務がある。
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