ショーペンハウワーの名言集(5)
名言41
熟慮を重ねることによってのみ、読まれたものは、真に読者のものになる。
食べ物は食べることによってではなく、消化によって我々を養うのである。
名言42
人は通常、金を貸すことを断ることによって友を失わず、金を貸すことによってたやすく友を失う。
名言43
金銭は、人間の抽象的な幸福です。
だから、もはや具体的に幸福を享楽する能力のなくなった人は、その心を全部、金銭にかけるのです。
名言44
時はよく用いるものには親切である。
名言45
紙上に書かれた思想は、砂上に残った歩行者の足跡に過ぎない。
歩行者のたどった道は見える。
だが歩行者がその途上で何を見たかを知るには、自分の目を用いなければならない。
名言46
なんびとにもせよ、まったく突如として、人は生きているのである。
名言47
孤独は優れた精神の持ち主の運命である。
名言48
軽信というものは、善良に生まれついた人に具わる特徴である。
名言49
すべての人間は、他人の中に鏡を持っている。
名言50
人間の社交本能も、その根本は何も直接的な本能ではない。
つまり、社交を愛するからではなく、孤独が恐ろしいからである。
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