ジョン・F・ケネディの名演説や家族構成とエピソド、心に響く名言集

ジョン・F・ケネディは、アメリカ合衆国の政治家であり、同国第35代大統領でした。彼は、若くして大統領に就任し、その短い任期の中で多くの偉業を成し遂げました。

彼の名言には、「一人の有権者が民主主義に対して無知であることは、あらゆる安全を低下させる。」、「勝利には千人の父親がいる。だが、敗北は孤児である」などがあります。

このブログでは、ジョン・F・ケネディの名言を紹介します。彼の言葉から、人生の指針や勇気を得ることができるでしょう。

ジョン・F・ケネディの略歴

項目	内容
生年月日	1917年5月29日
出生地	マサチューセッツ州ブルックライン
父親	ジョセフ・P・ケネディ・シニア
母親	ローズ・フィッツジェラルド・ケネディ
入党	1946年、民主党
下院議員当選	1946年、29歳
上院議員当選	1952年
大統領就任	1961年、43歳、第35代アメリカ合衆国大統領
最大の功績	1962年、キューバ危機で核戦争を阻止
死亡日	1963年11月22日、46歳、テキサス州ダラスで暗殺

ジョン・F・ケネディは、1917年5月29日にマサチューセッツ州ブルックラインのケネディ一家に次男として生まれました。彼はアイルランド系移民で実業家のジョセフ・P・ケネディ・シニアとローズ・フィッツジェラルド・ケネディ夫妻の次男でした。彼の名前は、当時ボストンで実力者であり、連邦下院議員の後にボストン市長を務めた母方の祖父、ジョン・F・フィッツジェラルドにちなんで名付けられました。彼は1946年に民主党へ入党し、29歳で下院議員に当選しました。6年後に上院議員に当選しました。1956年の大統領選で民主党代表候補になり、1960年の大統領選で民主党候補として指名されました。彼は43歳という若さで第35代アメリカ合衆国大統領に就任しました。彼の最大の功績は、核戦争を阻止したことです。1962年にソ連がキューバにミサイル基地を建設し（キューバ危機）、両国は核戦争を起こしそうになっていました。この報告を受けたケネディ大統領は、対話で解決すべきと、当時のソ連のフルシチョフ首相との手紙による交渉を開始し、平和的な解決に成功し、キューバからミサイルが撤去されました。しかし、彼の人生は突然終わりを迎えます。1963年11月22日、テキサス州ダラスで遊説中に暗殺されました。彼は46歳でした。彼の死は世界中に衝撃を与え、今でも多くの陰謀説が囁かれています。

ケネディ大統領とキューバ危機

キューバ危機は、1962年10月に冷戦の対立が激化し、核戦争寸前まで危機が高まったがそれを間一髪で回避した事件です。この危機は、アメリカのジョン・F・ケネディ大統領とソビエト連邦のニキータ・フルシチョフ首相、そしてキューバのフィデル・カストロの間で発生しました。キューバ革命後、カストロ政権はアメリカから敵視され、何度も転覆を図られました。これに反発したカストロは、ソビエト連邦と友好関係を築き、核ミサイル基地の建設を計画しました。これにより、アメリカとソビエト連邦の間に非常に危険な対立が始まりました。1962年夏、ソビエト連邦とキューバは極秘裏に軍事協定を結び、キューバに密かに核ミサイルや兵員、発射台、ロケット、戦車などを送りました。アメリカは偵察飛行で核ミサイル基地の建設を発見し、直ちにキューバを海上封鎖し、核ミサイル基地の撤去を迫りました。ケネディ大統領は、この危機的状況を解決するために、フルシチョフ首相と書簡をやり取りしました。最終的にソビエト連邦が核ミサイルを撤去し、この危機は終わりました。また、これを機に米ソ間でホットラインの開設がなされ、不測の事態による軍事衝突を防ぐための対策が取られました。ケネディ大統領の在任中はキューバ危機や米ソの宇宙開発競争、公民権運動の高まりなど多くの歴史的事件が発生しましたが、特にキューバ危機の対応においては「第三次世界大戦」と「米ソ全面核戦争」の危機を回避したと肯定的に評価する声が多いです。このように、ケネディ大統領はその短い政権時代に、キューバ危機を乗り越え、アポロ月面着陸プロジェクトに着手し、公民権法・新移民法の制定や、新たな日米関係構築に向けて道を拓きました。

ケネディ大統領就任演説

ジョン・F・ケネディ大統領の就任演説は、1961年1月20日に行われ、その中で彼は「新たな世界の建設は最初の100日間では果たせまい。最初の1000日間でも、この政権の間でも、そして恐らくは我々のこの惑星上における一生涯の間ですらも果たせないかもしれない。それでも、始めようではないか」と述べました。彼の演説は、当時の死活的に重要な外交政策の課題に焦点を当てていました。彼は、米国は「いかなる代償も払い、いかなる重荷も負う」と述べて、共産主義の挑戦に対抗して自由の諸勢力を支援する米国の決意を示しました。しかしながらケネディは、それに代わる構想もまた提示しました。ソ連の国民と米国民に、軍備管理と交渉、そして「人類共通の敵、すなわち圧政、貧困、疾病、そして戦争そのものとの闘い」を呼びかけました。年若い大統領としてケネディは、自らを「米国民の新しい世代」の一員とみなし、同世代の人々に対して、より良い世の中に向かって働くよう呼びかけることを恐れませんでした。就任演説の中の最も有名な部分でケネディは、米国民に自己利益を超えて、自分の国のために働くよう促し、「あなたの国があなたのために何ができるかを問うのではなく、あなたがあなたの国のために何ができるのかを問うてほしい」と述べました。この演説は、旧約聖書、新約聖書に由来するフレーズを引用しつつ、ケネディ自身が事前に何度も何度も推敲の筆を入れて練り上げた格調高いもので、歴史的な名演説だと言われています。

ケネディ大統領の家族

ジャクリーン・リー・ブーヴィエ・ケネディ・オナシス夫人(妻)：1929年7月28日から1994年5月19日まで生きていました。彼女は第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディの夫人で、1961年から1963年までアメリカのファーストレディでした。彼女はケネディ元大統領の死から5年後の1968年10月20日に、“20世紀最大の海運王”と称されるギリシャの実業家、アリストテレス・オナシスと再婚しました。

キャロライン・ケネディ(娘)：1957年11月27日に生まれました。彼女はアメリカの弁護士、作家、外交官であり、駐豪アメリカ合衆国大使（第27代）を務めています。また、彼女は第35代大統領ジョン・F・ケネディの長女であり、駐日アメリカ合衆国大使（第29代）を歴任しました。

ロバート・フランシス・ケネディ(弟)：1925年11月20日から1968年6月6日まで生きていました。彼はアメリカの政治家であり、兄の任命によって同政権の司法長官を務めました。彼は兄同様に名前のイニシャルをとってRFKあるいは愛称であるボビーと呼ばれることもありました。しかし、彼は1968年6月に民主党の大統領候補指名選挙のキャンペーン中に暗殺されました。彼の死については陰謀論を含む様々な議論が巻き起こりました。彼の死後、シークレットサービスは大統領候補も警護するよう変更されました。

ジョン・F・ケネディの名言集(1)