
ミケランジェロ・ブオナローティは、1475年3月6日にイタリアのフィレンツェ共和国のカプレーゼで生まれました。彼は、画家、彫刻家、建築家、そして詩人として活躍し、ルネサンス時代の中でも最盛期にあたる「盛期ルネサンス」に活躍したフィレンツェ出身の芸術家です。彼は、「万能の人」や「万能の天才」と呼ばれる歴史的偉人で、同時代に生きた人々もミケランジェロの才能を高く評価し、ローマ法王やカトリック教会の高官を代表とした裕福で権力のある人物達は、こぞって彼に作品制作を依頼しました。
彼の名言には、「どんな石の塊も内部に彫像を秘めている。それを発見するのが彫刻家の仕事だ。」、「主よ、私がいつも、成し得る以上のことを望むことを許したまえ。」などがあります。
彼の人生感から、私たちの人生に活かせる教訓を学んでいきましょう。
ミケランジェロの略歴
項目 | 内容 |
---|---|
本名 | ミケランジェロ・ディ・ロドヴィーコ・ブオナローティ・シモーニ |
生年月日 | 1475年3月6日 |
出身地 | イタリア、フィレンツェ共和国のカプレーゼ |
ジャンル | ルネサンス芸術 |
職業 | 画家、彫刻家、建築家、詩人 |
活動期間 | 1488年 – 1564年 |
ミケランジェロ・ブオナローティは、1475年3月6日にイタリアのフィレンツェ共和国のカプレーゼで生まれました。彼は、画家、彫刻家、建築家、そして詩人として活躍し、ルネサンス時代の中でも最盛期にあたる「盛期ルネサンス」に活躍したフィレンツェ出身の芸術家です。彼は、「万能の人」や「万能の天才」と呼ばれる歴史的偉人で、同時代に生きた人々もミケランジェロの才能を高く評価し、ローマ法王やカトリック教会の高官を代表とした裕福で権力のある人物達は、こぞって彼に作品制作を依頼しました。
彼は13歳の時に有名な壁画化であったドメニコ・ギルランダイオの工房に弟子入りしました。そのわずか1年後、ミケランジェロの才能はフィレンツェの裕福なパトロンであったロレンツォ・デ・メディチの目に止まります。ロレンツォは学問や芸術に造詣が深く、フィレンツェで最も頭の良い人や才能のある芸術家を囲むことで知られていたロレンツォは、ミケランジェロの才能を見出し、彼を自分の広大な屋敷に住まわせることにしたのです。
1497年、フランスのシャルル8世によってローマに派遣されていたジャン・ド・ビレール・ド・ラグロラ枢機卿から、自身のキャリアを大きく前進させることとなる彫刻「ピエタ」の制作を依頼されました。完成までに2年近くかかったこの彫像は、1つの大理石の塊から作られた高さ175cmの繊細な像で、ミケランジェロの最も有名な作品の一つとなりました。
1501年、ミケランジェロはフィレンツェに戻ります。ここで彼は、有名なドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)を飾る巨大な大理石の「ダヴィデ像」の制作を命じられます。実物大よりもずっと大きな全長5.17mの像を制作しました。多くの学者によって「完璧な」彫像であると評価されるこの「ダヴィデ像」は現在、フィレンツェのアカデミア美術館に収蔵されており、フィレンツェを代表する芸術作品となっています。
1546年から彼はヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂の改築と設計を一任されました。そして1564年に短い闘病生活の末に88歳で亡くなりました。
ミケランジェロの名言集(1)
名言1
どんな石の塊も内部に彫像を秘めている。
それを発見するのが彫刻家の仕事だ。
名言2
主よ、私がいつも、成し得る以上のことを望むことを許したまえ。
名言3
優れた芸術を創造し、優れた仕事をするためには、一生懸命に倦まず弛まず働くことだ。
名言4
真の芸術作品は、神が与える完成の影に他ならない。
名言5
どれだけの労力を注ぎ込んだかを知れば、天才なんて呼べないはずだ。
名言6
余分の大理石がそぎ落とされるにつれて、彫像は成長する。
名言7
羅針盤は手の中にではなく、目の中に持つことが必要だ。
何故なら、手が実行し、目が判断するからだ。
名言8
私の魂は、美しいこの世を通すことなく、天国への階段を見つけられない。
名言9
私は、出来うる限り私の命を永らえるために、神が私に与えられた芸術分野で働いている、貧しく価値のない人間だ。
名言10
天才とは永遠の忍耐である。
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