
今日はBroadcomの業績推移について解説します!
2014年から数えて株価が約8倍になっていて、あと少しで夢のテンバーガーですね!
今日はそんなBroadcomの業績推移を細かく確認していきましょう。
1.Broadcomとは?
そもそもBroadcomとは?という方のために簡単に概要を説明します。
Broadcomはアメリカのカリフォルニアにある半導体企業で、無線・有線通信やデータセンター系の半導体に非常に強い企業です。
もっと詳しく知りたい人は下記サイトを参照ください。
社名 | Broadcom Inc. |
本社 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンノゼ |
設立 | 2018年 (ブロードコム・リミテッドから社名変更) |
従業員数 | 約19,000人 ※2020年末時点 |
事業内容 | 半導体製品およびインフラストラクチャソフトウェアの設計、開発、製造、販売 |
主な市場 | データセンター、ネットワーキング、ソフトウェア、ブロードバンド、ワイヤレス、ストレージ、インダストリアル |
売上高 | 267億ドル(2020年度) |
2.Broadcomの業績は?
それではBroadcomの業績推移について解説していきます!
まずは全体の業績を説明してからセグメント毎の解説に移っていきます。
全体売上・純利益・純利益率
それではまず全体売上の推移から!
FY14からFY22にかけて売り上げが右肩上がりで伸びていますね。
特にコロナ禍に入ってからの売り上げが大きく伸びています。
FY14からFY22にかけて売上は約7.5倍、純利益は脅威の32倍になっており、売上のペースに対して非常に大きな純利益の増加率を誇っています。

次に純利益率の推移グラフを見てください。
FY16では赤字を記録したが、それ以降の純利益率の改善が素晴らしいですね。
特にコロナ禍では特需があったと言っても、純利益率25%以上をキープしており、昨年度は脅威の37.5%と製造とは思えない業績を記録しています。

株価も2014年から約8倍になっています。
大体売上の増加と同じくらいですね。
下記のチャートをクリックすると長期間の株式チャートが見れるから確認して見てください!
3.Broadcomのセグメントは?
それでは次にBroadcomのセグメント毎の売上を確認していこう!
まず前提知識として、BroadcomはSemiconductorセグメントとInfrastructureセグメントの二つに分かれています。
Semiconductorセグメントは半導体全部の売上をInrastructureセグメントはSoftware全体の売上を表しています。
さらに詳しく知りたい方は下記リンクよりご確認ください。
セグメント別の売上
まずはセグメント毎の売上割合から見ていきましょう。
セグメント別でみると、Semiconductorセグメントが8割をInfrastructureセグメントが2割を売上げていることがわかります。
Infrastructureの売上比率がFY18以降非常に伸びていますね。
Softwareの販売軸が非常に好調であり、半導体以外の売上の大きさが企業の成長と安定して収益を支えていますね。

Semiconductor Solutionセグメント
次はセグメント別の詳しい情報を見ていきましょう。
まずはSemiconductorセグメントについて解説します。
当セグメントができたFY18からの売上推移を見てみると、売上が5年間で約1.36倍に、
純利益も約1.6倍と売上の増加と同じ程度伸びていることがわかります。
Semiconductorセグメントは売上の増加率と純利益の増加率が大体同じくらいですね。

さらに営業利益率の推移を見ていきましょう。(すみません、図は営業利益の間違いです。)
いずれの年も45%以上の高い営業利益率をキープしていますね。
特にコロナ以降で販売数の増加に伴い、営業コストの減少から非常に大きな営業利益率の改善を行っています。
ここから税金等が差し引かれることを考えても非常に大きな純利益が残りますね。

Infrastructure Solution
次はSoftwareセグメントについて見ていきましょう。
FY18で登場してからSoftwareセグメントの売上は5年で3.5倍となっており、純利益も4倍以上になっていますね。
半導体以外のSoftware販売も業績を支える柱に成長しました。
Broadcomの半導体製品を使うのであれば、同社が開発しているSoftwareが一番安心なので、セット売りが非常に好調になっています。

営業利益も脅威の70%超になっていますね。
そもそも原材料費がかからないことから非常に高利益でセグメントを運用することができていますね。

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